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個性とかブランディングとか正直ズレてると思う

2016/11/16

 

特にアートの世界では「個性」ってやつを求める人って多いです。

でもってビジネスの世界でも、これと似たような感じで「ブランディング」をやたらと連呼する人が最近多いなと思います。

でこれ、多くの人が勘違いしてるんじゃないかなーと思うんですよね。

 

個性自体には価値が無い

そう。

まず大前提として、個性そのものに価値は無いですよね。

 

そもそも「価値」 って他者にとっての価値ですから。

「私はこれこれこういう人間である」

なんつーこと自体には1mmも価値が無いんです。

 

やたらと個性とか、個性的な人間になることを望む人もいますが。

というか本当の意味での「個性」で言うと、 おとーさんおかーさんが生んでくれた時点で紛れもない「子」であり「個」なわけで。

そういう意味では、なんか「キャラ」と個性をごっちゃにしてる人が多いんじゃないかなーと。

 

個性=逃げ

で、じゃあなんでわざわざ個性なんか求める人が多いのかって言うと、いやまあ正直言って、これって結局「逃げ」なんですよね。

演劇やアートで言えば「パフォーマンスがすべて」ということからの逃げ。

 

さっきも言いましたが、お客さんは個性なんざ求めてません。

品質の良い物を求めているし、
面白いものを求めているし、
ワクワクするものを求めています。

これってつまり、パフォーマンスなんですよね。

 

でも、一方で人って「ブランド」を好むじゃないですか。

全く同じ品質(=パフォーマンス)でも、ブランド物とノーブランドの商品が同価格で並んでたら、多くの人はブランド物を手に取ると思います。

 

 

これ、最近よく言われる「何を買うか」より「誰から買うか」って話にもつながってくると思うんですけど。

ただね、忘れちゃいけないのが、結局はパフォーマンスの高さがブランドを築くんですよ。それを忘れてはダメ。

 

それ順番がおかしいよ

やたら個性がーとかブランディングが—とか言う人を見てて何となく違和感を感じるのってまさにそれが原因で、この人たちって正直「順番がおかしい」んですよね。

 

さっきも言ったように、有名ブランドの「ブランド」がなぜ確立したのかというと、言うまでも無くその品質、パフォーマンスでもって、顧客の信頼を勝ち得て行ったからこそですよね。

つまり、まずはパフォーマンスありきなのであって。
ブランドというのはその後から付いてくるもの。

 

じゃあ「個性」ってやつはどうでしょうか。

個性的だからこそブランドになっていった、
確かにそれは有りそうな話ですね。

それは一見、「個性ありきのブランド」のようです。

 

ただまあ「それを個性的だと “評価” したのは誰なのか」という部分を考えた時、それもやっぱりお客さん(見る側)なわけで。

 

観る人ありき、相手ありき

演劇でもビジネスでも、言うまでもなくどちらも「お客さんありき」です。

 

いや何か、この単純な事実を忘れてる人が多いような気がしますね。

とにかく、ただ単純に「素晴らしいもの」を求めて来ているんですよ。お客さんは。

 

もちろん、その素晴らしいの基準はひとそれぞれ。

 

そう、ここがミソなんです。

素晴らしいの基準はひとそれぞれ。

 

だから、素晴らしいパフォーマンスと
それを素晴らしい!と受け入れるお客さんが

「握手」することこそが大事なわけですよ。

 

つまり、それこそ「こっち側」の個性なんか
クソほどにどーでもいいってこと。

肝心なのは、「あっち側」。

お客さんの個性こそが大事

だということ、なんです。

 

で、こういうと必ず

じゃーお前は一生客に媚びてろよ

的なことを言い出すバカがいますが。

 

「てめー自身でわざわざ個性個性言ってなきゃ、てめーの存在にすら自信が持てないようなオ○ニー野郎は一生やってろよ」

という話ですな。言葉が汚くてスンマセン。

 

 

個性っつーのは元々自分の中にあるモンで、
それは研鑽によって「滲み出る」モンなんです。

決して自分から「見て見て!」とアピールするモンじゃないよ、
それって最高にカッコ悪いよ、って話でした。

 

 

 

 

 

 

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