私のビジネス観
私は商売そのものが好きです。
そう聞いて「金の亡者」的なイメージを持たれるならそれはそれで構わないです。
なぜ商売が好きかと言うと、
・お客さんは嘘をつかないから
・お金というバロメータに誤魔化しは一切通用しないから
です。
これほどクリーンなコミュニケーションは商売を置いて他にないですから。
自分の商品という「問いかけ」に対して、マーケットが返してくれる「答え」はいつも正しいです。
そこにはどんな嘘や欺瞞も、お世辞もタテマエも入り込む余地はありません。
もちろん「良いものを作れば必ず売れる」というような甘い世界ではないです。
というよりもまずその「良いもの」って何だよって話で、これまた若干語弊がある言い方になりますが、売れてるものが「良いもの」であるというのは一つの事実だと思います。
たまーにそれに反論してくる自称職人肌みたいな人間もいますが、そういう人間にかける言葉は一つですね。
「じゃあお前は、お客さんが下した “この商品を買う” という決断にケチをつけるのか?」
そうなんです。売れてるもの=良いものという図式を否定するってことは、すなわちその商品を買った「お客さんの判断」そのものを否定するってことですからね。
商売人としても、ものを作る人間としても、それだけは絶対にやっちゃならない事だと私は思ってます。
商売、“取引” というものの本質は未来永劫変わらないものだと私は思っています。
すなわち、
・顧客は、自分が「良い」と思った商品に対し、その価値に見合うだけのお金を支払う
ということ。
まあ、要するに何が言いたいのかと言うと、
・お客さんは自分が欲しくないものは決して買わない、だから良い物を作って、たくさん売ることに集中すればよし
という、言うまでもない当たり前のことですね。