コレットチャック式の卓上旋盤(ベンチレース、ペンチレース)が最高過ぎて
旋盤買いました。テヘ。
しかも親子で2台買いましたからね(アホ)
上のやつと、あとこれ↓
江黒のLBシリーズ、それぞれ「LB-8」と「LB-10」です。
コレットチャック&レバー式刃物台の卓上旋盤
今回はもう勝手にあなたがこのテの卓上旋盤に興味がある前提でお話をしますね。
私が買った旋盤は実は2台目でして。
最初はいわゆる「中華旋盤」ですね、コトブキとかメカニクスとかあのあたりの旋盤を使ってました。
で、それが壊れたんで今回買い換え、ということなんですが。
いやー、何というか。
個人向け・ホビー用の「卓上旋盤」を買おうと思った時、まあ何だかんだでこういう中華旋盤が最初の候補になってしまうと思うんですよ。というかそもそも「卓上旋盤」で調べたらそのテの旋盤しか出てこないですしね。
で、最初っからスッパリと結論を言ってしまうんですが、
10万円出して中華旋盤買うぐらいなら、国産の“ベンチレース”を中古で買ったほうが遥かに幸せになれる
っていうのが私の正直な感想です。
まあ、それはもちろん用途によって違ってくるとは思います。
ただまあハッキリ言っちゃうと、「中華旋盤に出来てベンチレースに出来ないこと」ってのは、実はたった2個しかありません。
すなわち「ネジ切り」と「大径モノの加工」ですね。
これ以外の機能については、もう正直全く勝負にならないぐらい国産のベンチレースの方が優れてます。
というか、ネジ切りも別に旋盤でやらなくたってタップ&ダイスで加工出来なくはないし、大径モノの加工についても、中華旋盤こそ剛性不足や精度の問題でどーせデカいモノは加工できませんしね。
国産のベンチレースの何が優れてるかって、
- 圧倒的に剛性が高い
- コレットチャックでワークを確実に把握出来る
- コレットチャックなのでワークを傷めない
- コレットチャックなので比較的安全
- レバー式刃物台なのでバックラッシュがゼロ
- レバー式刃物台のおかげで作業がメチャクチャ速い
- 以上の事から精度が出しやすく高精度加工に向く
ざっと挙げただけでもこのぐらいあります。
まあ私もプロの加工屋さんではないので、上の点も的はずれなものがあったり、または逆に「いやベンチレースのメリットはもっと他のところにある!」というような点もあるでしょう。
ただ、実際にベンチレースを使ってみた私から言わせると
「何で俺は今までこれを使わなかったんだろう、なぜ今までベッドもグニャグニャで精度もクソみたいな中華旋盤を使ってたんだろう」
と自問自答したくなるレベルというか、いずれにしても今最高に気分良く作業ができているってのは間違いありません。
※ただし注意しなければならないのは、こういったベンチレースの多くは「200V」のモータなので、一般家庭で使うにはインバータをかませる等しなければ使えません。
中華旋盤の方がとっつきやすいのは確か
まあね、とはいっても今回私が買ったような国産ペンチレースが初心者には「とっつきにくい」というのも間違いない点で。
やっぱり中華旋盤は情報量も多いですからね。ユーザのブログもたくさんありますし。しかし国産ペンチレースについてはそういったネットでの情報は皆無と言っていいほどで、もうほんとマジで情報が少ないですから。
私も最初は、コレットチャックの外し方さえ分からずに苦戦しましたもんw
ただまあ、一回使い方が分かってしまえば、あとはもう文句なしに国産旋盤のほうが使いやすいです。
中華旋盤には必須である、新品時に付いてる妙なオイルとグリスの清掃→再度グリスアップや各部の調整や加工といった「儀式」も必要ないですしね。
国産卓上旋盤の入手方法
一番いいのは中古機械屋さんで状態の良い出物を購入することです。
オークションは安いですが、あまりおすすめしません。中古機械屋さんなら基本的な整備や調整もしてくれてますし(現状渡しは別)、ある程度は使い方のサポートもしてくれたりします。
私も中古機械屋さんで取り寄せました。
もしもイイカンジの出物があれば、国産ベンチレースもぜひ検討してみてください☆