「芸術に答えなど無い」んじゃなくて単に「回答する勇気が無い」だけでしょ?
よく言われるこのセリフ↓
芝居に完璧は無い。
芸術に答えなど無い。
それは確かにそうなんですけども。
「で?」っていうね。
完璧がないから何?
答えが無いから何なの?
じゃ回答しないのアンタ?
・・・と普通に思うんですよね。
完璧はない?答えはない?
「んなこたーわかっとるわい」
って話じゃないですか。
完璧な恋愛など有り得ないのと同じ。
なぜ完璧が無いか?
それは「相手」ありきのことだからです。
芝居も恋愛も。
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100点を取るという心意気
完璧=100点だとするならば。
そりゃまあ、確かに100点を取るのは不可能なのかもしれませんよ。
ただね、さっきも言ったように
「だからと言って100点を目指さない理由にはならない」
じゃないですか。
100点を取ることが不可能だからと言って、じゃあ20点も90点も変わらないのかというと当然そんなわけはないですから。
「絶対100点とったる」
という気概はやっぱり必要ですよね。それではじめてスタートラインに立てて、その後死ぬ気で頑張ってやっと80点90点取れるわけで。
ゲージュツに答えは無いんだー完璧は無いんだー
ふにゃふにゃ。
ってやってたらそりゃまー赤点ですわな。
ただ現実世界には追試はありませんが。
これ恋愛で考えてみてください。
恋愛に答えなんてないからさ~ヘラヘラ
こんなやつを好きになりますか?
これね、すんごい失礼な言い方なんですけど、
恋愛でも芸術でも「ダメな人ほど」
こういう言い訳をするんですよ↓
「いやいや、恋愛とか芸術に “点数” とか無いでしょ(^_^;)」
みたいな笑
うん、無いよ。(えっ)
自分も別にそこを見据えて芝居やってるわけじゃないですし。
ちょ、言ってること矛盾してんじゃん、と思われるかもしれませんが、
要するにですね、芸術も恋愛も
「ゼロか100」
なんですよ、結局。
中間なんてものは無いの。
オールオアナッシング。
でね、冒頭で言った
芝居に完璧は無い。
芸術に答えなど無い
こういうことを恥ずかしげもなく言っちゃう人って、
ゼロか100かで言ったら間違いなく「ゼロ」の側の人なんですよね。
はっきり言ってしまうと、この手の人っていうのは
「“回答” する勇気すら持てない臆病者」
なんですよ、ただ単に。
だから、0点なの。
そりゃ回答してないんだもん。
よくある失敗例
ただね、これ勘違いしてる人がたくさんいて、
よくあるのが
「やたらと他人様を批判する人」
になっちゃうパターン。
いや、回答を出す、ってのはそういう事じゃないんだよね・・・
独善的になれ、ってのとは全然違う。
ていうか「真逆」ですからね、それ。
回答ってのは自分の中でするものであって、
他人様に押し付けるものじゃないから。
たぶん、この手の人間というのは
「回答」を「採点」と勘違いしてるんですよね。
というか、自分の回答に自信が持てないからこそ
他人様を批判するという「逃げ」に走るんでしょうが。
回答する、ってのは「責任を持つ」って事なんですよ。
人様の仕事には責任など持てないですよね、当然。